イトラコナゾール錠50「MEEK」へのにベンゾジアゼピン系睡眠剤リルマザホン塩酸塩水和物の混入で、日本皮膚科学会が「重要なお知らせ」として報告している。
製造元の小林化工が次の通り要請している。
「イトラコナゾール錠50「MEEK」を服用された患者様に、ふらつき、意識消失、転倒、記憶消失、重度の傾眠、意識もうろうなどの重篤な症状が多数報告されました。本剤を絶対に服用しないようお願い申し上げます。睡眠剤が混入した薬の場合、意識がなくなるなどの症状が現れますので大変危険です。直ちに服用を中止していただくと共に、自動車や自転車などの運転、機械の操作などは行わないでください。自覚症状が軽くても、転倒や転落などの危険がありますので、大変申し訳ありませんが、症状が完全に無くなるまでは、安静にしていただくようお願い申し上げます」
さらに次の通り詳細を説明している。
★以下の薬は、絶対に服用しないでください。
・イトラコナゾール錠50「MEEK」
★これまでに分かった重篤な症状など
・服用直後に意識が消失し、救急搬送された。
・ふらつき、その後に体調不良。救急搬送された。
・眠気、モノが2 重に見える。自動車の運転中に意識消失し中央分離帯に接触した。
・ろれつがまわらない等の症状で救急搬送され入院したが原因が分からない。退院後に服薬を再開し症状が繰り返した。
★回収の方法
患者様へのお薬代などの補償は、代替処方が必要になる際に対応をさせていただきます。お手持ちの残りのお薬につきましては、処方元またはお薬をもらった薬局に返却をお願いいたします。詳細につきましては、別途ご案内をさせていただきます。
