「日本版敗血症診療ガイドライン2020(J-SSCG2020)」特別編
COVID-19薬物療法に関するRapid/Living recommendations 第2版改訂、日本集中治療医学会と日本救急医学会を公開。
9月9月に「『日本版敗血症診療ガイドライン2020』The Japanese Clinical Practice Guidelines for Management of Sepsis and Septic Shock 2020 (J-SSCG2020)が無事完成しDOI取得となりましたので、最終原稿を公開させていただきます」と説明していた。
今回、改訂し10月14日に第二版を公開した。
主な変更点は次の通り。
- 初版ではデキサメタゾンのみを評価したステロイドですが、複数のステロイド薬に関するエビデンスが新たに公開されたため、デキサメタゾンに限定せずメチルプレドニゾロンやヒドロコルチゾンも加えた新たな解析を行い、再評価しました。
- 初版ではRCTが無く推奨を提示できなかったトシリズマブですが、今回新たに2本のRCTが公開となったため、追加解析を行い、再評価しました。
「本診療ガイドラインは迅速作成かつオンタイム更新を実施する Rapid/Living recommendations です。したがって、常に最新版の情報を利用することを強くお願い申し上げます」と強調している。