新型コロナウイルスの歴史、メカニズム、感染、構造研究、治療法についてのシステマティックレビューおよびメタデータ解析が報告されている。コロナウイルスは種の壁を越えてヒトに感染。感染率は近縁種であるSARS-CoV感染症と比べて高いと説明。スパイクタンパク質とACE2受容体の接点となる領域に複雑な乱れがあると説明。結果として複合体の経常的な相補性につながるとする。スパイクタンパク質の主要な残基は、ACE2との結合親和性が高いと指摘。高い感染率の理由として考えられるとする。ウイルスの侵入のメカニズム、およびスパイクとACE2複合体の構造研究は、病原性を理解し、ワクチンや医薬品を開発するための洞察を提供すると指摘。
2021年4月、インド、日本システマティックレビューおよびメタデータ解析。
Yesudhas D, Srivastava A, Gromiha MM. COVID-19 outbreak: history, mechanism, transmission, structural studies and therapeutics. Infection. 2021 Apr;49(2):199-213. doi: 10.1007/s15010-020-01516-2. Epub 2020 Sep 4. PMID: 32886331; PMCID: PMC7472674.