新型コロナウイルス特異的T細胞の早期導入、迅速なウイルス除去と軽症化に関連すると示す研究が報告されている。12人の感染者を対象として、ウイルス学的、免疫学的なパラメーターの推移を分析。ウイルスのほか、構造タンパク質（NP、M、ORF3a、スパイク）と非構造タンパク質（ORF7/8、NSP7、NSP13）に特異的な抗体、T細胞を調べている。体液性反応の迅速誘導や量が疾患の重症度上昇に関連する一方で、軽症者ではIFN-γを分泌するSARS-CoV-2特異的T細胞の早期誘導が関連。T細胞の価値を支持。
2021年、シンガポール研究。
Early induction of functional SARS-CoV-2 specific T cells associates with rapid viral clearance and mild disease in COVID-19 patients
Tan, Anthony T. et al.
Cell Reports, Volume 0, Issue 0, 108728
