「ソーシャルバブル」など感染対策の効果を検証した研究が報告されている。
接触するグループを小さくするソーシャルバブルのほか、マスクなどの物理的な障壁、ソーシャルディスタンスの効果について調べている。1人から何人に感染させるかという「イベントR」という概念から検討している。
感染確率が高い飽和状態の「混雑した屋内の職場」「バーやナイトクラブ」「高校」などでは、混合があり感染の確率が高い環境であり、厳格なソーシャルバブルを保つことでウイルス拡散を減らせるとする。
感染確率が低い屋外の作業や距離を置いての職場、公共交通機関の移動ではソーシャルバブルは有効ではない可能性があるとする。
マスクは、飽和状態の中では効果は低い可能性があるとする。
状況に応じた感染対策が考えられる可能性があるようだ。
Tupper P, Boury H, Yerlanov M, Colijn C. Event-specific interventions to minimize COVID-19 transmission. Proc Natl Acad Sci U S A. 2020 Nov 19:202019324. doi: 10.1073/pnas.2019324117. Epub ahead of print. PMID: 33214148.
