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新型コロナウイルス感染症に関連した心筋炎は想定よりも少ないとする研究

新型コロナウイルス感染症に関連した心筋炎は想定よりも少ないとする研究が報告されている。

新型コロナウイルス感染症による心筋炎は、回復した中高年患者で60%と報告されたり、回復したスポーツ選手で14%と報告されたり、結果にばらつきがあるとする。

研究グループは、世界9カ国の新型コロナウイルス感染症による死者を対象とした心血管系の病理所見を分析して、277人の剖検例からデータを収集。患者で見つかった心筋炎の割合は1.4%から7.2%と判断。

従来の報告と比べると低値となる。とはいえ、研究グループは、「心筋炎率が1.4%という低値でも、膨大な数の感染者がいるため、重症新型コロナウイルス感染症の心筋炎が世界中で何十万人も発生することが予想される」と説明。

Halushka MK, Vander Heide RS. Myocarditis is rare in COVID-19 autopsies: cardiovascular findings across 277 postmortem examinations. Cardiovasc Pathol. 2020 Oct 23;50:107300. doi: 10.1016/j.carpath.2020.107300. Epub ahead of print. PMID: 33132119.

新型コロナウイルス感染症

 

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