「唾液を用いた PCR や抗原検査における検体採取や検査の注意点 」日本臨床検査医学会が9月8日に報告。
2020年5月までは鼻咽頭拭い液を使ったPCR検査のみが保険適用だったが、採取者の感染リスクが伴い、個人保護具の消費も問題になっていた。そうして6月2日から唾液検体も保険適用にする厚生労働省通知が出ている。さらにその後、7月17日からはPCR検査と抗原定量検査について唾液検体を用いた検査の対象が無症状者に拡大した。
「唾液を用いることで検体採取が簡易化するため感染症指定医療機関以外の一般の病院やクリニックにおいても、検査が提出されやすくなることが見込まれる。しかしながら、唾液を用いて検査する場合に注意すべきことも多い。このような背景で、『唾液を用いた PCR や抗原検査における検体採取や検査の注意点』を作成した」と説明している。
注意点では、検体採取の方法、適応、検査の解釈がまとめられている。
日本臨床検査医学会 Japanese Society of Laboratory Medicine
