SARSは保有宿主不明で現れ、逆行進化して世界から消失したとの見解(2014年)。
SARSはハクビシンやコウモリ由来と考えられたが、直接の保有宿主がどこであるかは不明のままであると説明。SARSでは、祖先ウイルスと比べて、29の核酸の欠損があるのが特徴と分かっている。宿主を変える中でウイルス自体も変化したと想定する。こうした過程で逆行進化して、祖先ウイルスに戻ったと仮定する。
2014年中国見解。
Xu D, Sun H, Su H, et al. SARS coronavirus without reservoir originated from an unnatural evolution, experienced the reverse evolution, and finally disappeared in the world. Chin Med J (Engl). 2014;127(13):2537-2542.