公衆衛生上の介入はインドでの新型コロナウイルス感染症の伝播を遅らせたものの、歯止めにはならなかったという報告。
インド政府は流行を封じ込めるために物理的な密集を避けるよう介入を実施。インドでの7つの期間（プレロックダウン、ロックダウンフェーズ1～4、アンロック1～2）で推定。介入の採用率は、Googleのモビリティデータを用いて推定。
2020年3月22日から2020年5月17日までの期間と、2020年5月18日から2020年7月31日までの期間の平均実効再生産数（Rt）は、インド全体でそれぞれ1.99および1.39。
インド政府は厳格な接触緩和を課してその後段階的な緩和。インドにおける流行の進行を遅らせたものの、完全な封じ込めには至らなかったと説明。
2020年10月インド、オーストラリア、カナダ研究。
Singh BB, Lowerison M, Lewinson RT, Vallerand IA, Deardon R, Gill JP, Singh B, Barkema HW. Public health interventions slowed but did not halt the spread of COVID-19 in India. Transbound Emerg Dis. 2020 Oct 4. doi: 10.1111/tbed.13868. Epub ahead of print. PMID: 33012088.
