住み慣れた場所で老いることを支援する技術の研究が報告されている。
10人の高齢者を対象として、それぞれが自認する非公式な支援ネットワークの31人に半構造化インタビューを実施。住み慣れた場所で老いることを支援する技術、情報ニーズについて分析している。
3つの包括的なテーマが明らかに。一つは社会的にどう実現していくかのテーマ。タイミング、非公式なサポートネットワーク、安全性の懸念が、高齢者の技術利用をどのように支援につながるかを概説。もう一つは、技術への懸念。コストや使い勝手、セキュリティーやプライバシー。さらに、情報活用に対する希望をどう考えるかについて。どのように情報を収集し転送するか、誰が決定すべきか。
研究グループは、コストやプライバシー、セキュリティ、使いやすさなどの障壁を考慮した上で、高齢者のニーズにも合わせる必要があると指摘する。
2018年ニュージーランド研究。
Elers P, Hunter I, Whiddett D, Lockhart C, Guesgen H, Singh A
User Requirements for Technology to Assist Aging in Place: Qualitative Study of Older People and Their Informal Support Networks
JMIR Mhealth Uhealth 2018;6(6):e10741
URL: https://mhealth.jmir.org/2018/6/e10741
DOI: 10.2196/10741
PMID: 29875083
PMCID: 6010833