シリアスゲームを用いた就学前児童の発達障害発見の予測モデルについての研究が報告されている。子どもの発達障害は、早期に介入することで予後を改善することができるため、早期発見が不可欠。発達障害の早期診断において運動能力が考慮されるドラッグ＆ドロップデータをデジタルバイオマーカーとして活用する可能性を評価。モバイルアプリケーション（DoBrain）を介してドラッグ＆ドロップデータを収集。深層学習アルゴリズムを開発し、子どもの潜在的な発達障害を予測。対象となった370人の子どものうち、223人が定型発達、147人が発達障害。ドラッグアンドドロップのデータが発達障害の診断に役立つことが示され、受信動作特性曲線下面積は0.817。新しいデジタルバイオマーカーになりうることを確認したとしている。
2021年6月、韓国研究。
Kim HH, An JI, Park YR. A Prediction Model for Detecting Developmental Disabilities in Preschool-Age Children Through Digital Biomarker-Driven Deep Learning in Serious Games: Development Study. JMIR Serious Games. 2021 Jun 4;9(2):e23130. doi: 10.2196/23130. PMID: 34085944.
