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ダロルタミドの前立腺がんに対する有効性と安全性についての総説

ダロルタミドの前立腺がんに対する有効性と安全性についての総説。

PSA上昇しアンドロゲン除去療法で治療を受ける前立腺がんにおいては、その後に去勢抵抗性前立腺がんとなる可能性があり、転移が起こった場合には予後悪化が予想される。治療においては転移の防止が重要になる。

2018年まで米国食品医薬品局の同症例を適用に承認を受けた治療選択肢がなかったが、第三世代のアンドロゲン受容体阻害薬が状況を大きく変えた。

そのうち新しいダロルタミドは無転移生存期間22カ月プラセボより上回るなど効果が確認。有害事象は中枢神経関連のけん怠感や転倒は少なく、痙攣発作の増加は見られず、ほてりや甲状腺機能低下症がプラセボと同等に確認されている。アンドロゲン受容体阻害薬自体に心臓循環器リスクがあり、検証を要する。データを総合的に見て妥当な選択肢となっている。

2020年7月米国総説。

Crawford ED, Stanton W, Mandair D. Darolutamide: An Evidenced-Based Review of Its Efficacy and Safety in the Treatment of Prostate Cancer. Cancer Manag Res. 2020;12:5667-5676. Published 2020 Jul 13. doi:10.2147/CMAR.S227583

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