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硬膜外麻酔による出産時の重篤な合併症リスク低減を確認

STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、医薬品分野における最新の研究成果や発見を紹介することに特化したメディアである。本ウェブサイトでは、毎日更新される研究成果から特に注目すべき情報を選び、専門的な知見を交えて提供している。今回の記事で伝える情報は次の通り。

BMJは、出産時の硬膜外麻酔による鎮痛が出産後数週間以内の重篤な合併症の発生率を著しく減少させることを発見した研究を発表した。医師はこれらの合併症を重篤な母体罹患(SMM)と呼び、心臓発作、心不全、敗血症、子宮摘出術などが含まれる。

  • 発表元→BMJ
  • 発表日→2024年5月24日
  • 研究の目的→硬膜外麻酔による鎮痛がSMMに与える影響を明らかにし、医療適応の有無による差異を調査すること
  • 研究手法→スコットランドの56万7216人の出産記録を用いた観察研究
  • 結果の要約→硬膜外麻酔による鎮痛がSMMの発生率を35%相対的に低減させた。特に医療適応のある女性で50%、早産の女性で47%のリスク減少を示した
  • 重要な発見→高リスク女性のうち、硬膜外麻酔を受けたのは24.6%に過ぎなかった
  • 考察→観察研究のため、因果関係は確定できないが、結果は現代の産科および麻酔実践を反映している
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