CD19指向性キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法であるブレクスカブタジェンアウトルーセル(brexucabtagene autoleucel、brexu-cel)の標準治療環境における再発/難治性マントル細胞リンパ腫(MCL)患者への有効性と安全性が評価された。
白血球除去を受けた189人のうち、168人がブレクスカブタジェンアウトルーセル点滴を受けた。
最良の全奏効率と完全奏効率はそれぞれ90%と82%。6カ月と12カ月の無増悪生存期間(PFS)は69%と59%と推定された。
非再発死亡率は1年目9.1%で、主な原因は感染症だった。
グレード3以上のサイトカイン放出症候群が8%、神経毒性が32%。
単変量解析では、高リスクのMCLの国際予後指数、高KI-67、TP53異常、複雑な核型、ブラストイド/プレオモルフィック変異を有する患者は、治療後の無増悪生存期間が短いことが示された。ベンダムスチンに最近曝露した患者も、治療後の無増悪生存期間と全生存期間が短かった。
試験では、有効性と安全性はZUMA-2試験で報告されたものと一致。
Wang Y, Jain P, Locke FL, Maurer MJ, Frank MJ, Munoz JL, Dahiya S, Beitinjaneh AM, Jacobs MT, Mcguirk JP, Vose JM, Goy A, Andreadis C, Hill BT, Dorritie KA, Oluwole OO, Deol A, Paludo J, Shah B, Wang T, Banerjee R, Miklos DB, Rapoport AP, Lekakis L, Ghobadi A, Neelapu SS, Lin Y, Wang ML, Jain MD. Brexucabtagene Autoleucel for Relapsed or Refractory Mantle Cell Lymphoma in Standard-of-Care Practice: Results From the US Lymphoma CAR T Consortium. J Clin Oncol. 2023 Feb 8:JCO2201797. doi: 10.1200/JCO.22.01797. Epub ahead of print. PMID: 36753699.