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「RNA編集負荷」がDNA変異よりも強い生存の予測因子となる可能性

肺腺がん生検の単一細胞におけるRNA編集の影響を調べる研究が行われた。

その結果、がん細胞における編集レベルの上昇は、がん細胞に特有のもので、標的治療への抵抗性や抗腫瘍自然免疫反応の低下と関連することが明らかになった。さらに、がん細胞におけるRNA編集レベルは、体細胞点突然変異の負荷と正の相関があった。

RNA編集によって生じたRNA変異の量を反映する新しい指標、「RNA編集負荷」を定義し、これがDNA変異よりも強い生存の予測因子となる可能性。

がんの予後におけるRNA編集の重要性を指摘。

Chan TW, Dodson JP, Arbet J, Boutros PC, Xiao X. Single-Cell Analysis in Lung Adenocarcinoma Implicates RNA Editing in Cancer Innate Immunity and Patient Prognosis. Cancer Res. 2023 Feb 3;83(3):374-385. doi: 10.1158/0008-5472.CAN-22-1062. PMID: 36449563; PMCID: PMC9898195.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36449563/

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