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虫垂切除後の腸内細菌叢変化が大腸がんリスク上昇に関連している可能性が示される

虫垂切除術を受けた人の腸内細菌叢は変化しており、これが大腸がん(CRC)リスクの上昇に関連している可能性があると明らかになった。

縦断的研究(12万9155人)では、20年間のフォローアップを通して虫垂切除症例でCRCリスクが73.0%増加することが示された。

もう一つのグループ(314人)の糞便サンプルの解析によると、虫垂摘出症例の腸内細菌の異常として、CRC促進菌7種の増加と有益な常在菌5種の欠乏という有意な変化が確認された。

微生物同士のネットワーク解析の結果、虫垂摘出を受けた人は、対照群と比べて、濃縮細菌とその濃縮発がん性パスウェイの相関強度が増加していることが明らかになった。

2022年12月20日付でOncogene誌に掲載された。

Shi F, Liu G, Lin Y, Guo CL, Han J, Chu ESH, Shi C, Li Y, Zhang H, Hu C, Liu R, He S, Guo G, Chen Y, Zhang X, Coker OO, Wong SH, Yu J, She J. Altered gut microbiome composition by appendectomy contributes to colorectal cancer. Oncogene. 2023 Feb;42(7):530-540. doi: 10.1038/s41388-022-02569-3. Epub 2022 Dec 20. PMID: 36539569; PMCID: PMC9918431.
https://www.nature.com/articles/s41388-022-02569-3

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