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FDAがファイザー社のゲパント系点鼻薬を急性片頭痛治療薬として承認。これまでとは異なる投与法のCGRP受容体拮抗薬に

ファイザー社は2023年3月10日、ザベゲパント(商品名ZAVZPRET)点鼻薬が、成人の片頭痛の急性期治療薬として米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得したことを発表した。

プレスリリースのアウトラインは次の通り。

承認された薬はカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体拮抗薬の一つで、この薬剤を使った初の点鼻薬となる。第3相試験において、ザベゲパントは、投与後2時間における痛みの解放および最も煩わしい症状からの解放という共同主要評価項目において、プラセボに対して統計的に優れた効果を示した。また、点鼻薬は良好な忍容性を示した。ザベゲパントは2023年7月の販売開始の予定である。

以上が要点となる。

現在、片頭痛の予防や治療に使用できるゲパント系と呼ばれる薬剤が数種類存在する。これらの薬の中には、アトゲパント(別名Qulipta)のように、片頭痛の発生を予防するために使用されるものがある。また、ウブロゲパント(同Ubrelvy)やリメゲパント(同Vydura)のような他の薬剤は、症状が現れたときに治療するために使用される。点鼻薬の開発により、片頭痛の治療がより便利になることが期待される。

参考文献

Pfizer’s ZAVZPRET (zavegepant) Migraine Nasal Spray Receives FDA Approval
https://www.pfizer.com/news/press-release/press-release-detail/pfizers-zavzprettm-zavegepant-migraine-nasal-spray

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