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限局性小細胞肺がん治療のイミフィンジ、有意なOS延長効果──「初」の第3相

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アストラゼネカは、LS-SCLCを対象にした第3相試験ADRIATICの結果を発表した。これにより、標準治療後に進行していない患者において、デュルバルマブがプラセボと比較してOSとPFSの両方で統計学的に有意かつ臨床的に意味のある改善を示したことが確認された。限局性小細胞肺がんは著しい進行が見られ、初期の化学療法と放射線療法への反応後に時間を置かず再発する可能性がある点が特徴で、診断後5年間生存する患者は15~30%に過ぎない。

  • 発表元→アストラゼネカ
  • 発表日→2024年4月5日
  • 試験の目的→限局性小細胞肺がんにおけるデュルバルマブ単独療法とデュルバルマブ+トレメリムマブ(商品名イジュド)併用療法の有効性評価
  • 臨床試験→730人のLS-SCLCを対象とした無作為化、二重盲検、プラセボ対照、多施設グローバル第3相試験。試験では、患者がデュルバルマブを単独またはトレメリムマブと併用して、4週間ごとに最大24カ月間投与された。対照群としてプラセボ投与が設定された。
  • 研究の結果→デュルバルマブは、OSとPFSの両方でプラセボと比較して統計学的に有意な改善を示した。安全性プロファイルは既知のものと一致しており、新たな安全性の懸念は見られなかった
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