STELLANEWS.LIFEは、最新の医療・健康情報をわかりやすく提供することを目的としている。今回紹介するのは、重度から中等度の尋常性乾癬に対する、初のかつ唯一の標的経口ペプチド治療薬であるJNJ-2113の最新データに関するもの。
- 発表日と場所→2024年3月9日、米国皮膚科学会2024年次総会。
- 研究名→FRONTIER 2、Phase 2b FRONTIER 1臨床試験の長期延長研究。
- 治療薬→JNJ-2113、IL-23受容体をブロックすることで設計された初で唯一の標的経口ペプチド。
- 研究結果→FRONTIER 2研究では、JNJ-2113は重度から中等度の尋常性乾癬を持つ成人において、52週間にわたり皮膚クリアランスを維持。
- 効果の持続→16週から52週にかけて、すべてのJNJ-2113治療群でPASI(Psoriasis Area and Severity Index)スコアで評価された皮膚クリアランスが維持された。
- 安全性プロフィール→FRONTIER 1研究と一致し、治療群全体で58.6%の患者が副作用を経験。
- 将来の展望→ICONIC臨床開発プログラムにおいて、重度から中等度の尋常性乾癬を持つ成人におけるJNJ-2113の安全性と有効性を評価中。
- その他の疾患への可能性→JNJ-2113は、追加のIL-23媒介疾患のスペクトル全体での潜在的な可能性を示唆。