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色素の濃い肌にもレブリキズマブ、アトピー性皮膚炎患者の68%が経験した改善

STELLANEWS.LIFEは、医薬品開発の最前線から、治療法の革新や研究の進展に関する情報をわかりやすく伝えることを目指している。今回紹介するのは、色素の濃い肌を持つ中等度から重度のアトピー性皮膚炎患者を対象とした、レブリキズマブ(商品名イブグリース)に関する新たな研究成果である。

  • 発表企業→eli lilly社
  • 発表日→2024年3月10日
  • 研究の背景→色素の濃い肌を持つ人々は、アトピー性皮膚炎により、重い症状を経験し、診断や適切な治療に至るまでの時間が長くなる傾向にあるという。これまで臨床試験への参加者が少ない側面があった。
  • 研究の手法→研究では、色素の濃い肌を持つ中等度から重度のアトピー性皮膚炎患者50人を対象にレブリキズマブを用い、皮膚クリアランスとかゆみの軽減に関する改善を評価した。
  • 研究の結果→16週間の治療後、68%の患者が皮膚状態の少なくとも75%の改善(EASI-75)を達成。56%の患者が臨床的に意味のあるかゆみの軽減を経験するなどの効果を確認。安全性に関して新たな懸念は観察されず、重大な副作用の報告もなかった。
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