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高血圧RNA干渉薬ジレベシラン、第2相KARDIA-2研究で有意な血圧低下効果

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RocheとAlnylamは、標準治療にジレベシランを加えたコントロール不良の高血圧患者を対象とした第2相試験KARDIA-2のトップライン結果を発表した。この研究は主要評価項目を達成し、3カ月時点での各治療群において、臨床的かつ統計学的に有意な収縮期血圧の減少が示された。ジレベシランは、軽度から中等度のコントロール不良の高血圧において、標準治療に加えた場合の安全性と忍容性が認められる結果を示し、年に2回の投与の可能性を支持する結果となった。

  • 発表元→Roche、Alnylam
  • 発表日→2024年3月5日
  • 研究の目的→標準治療に加えた場合のコントロール不良の高血圧に対するジレベシランの有効性と安全性の評価
  • 研究の概要→6カ月に1回投与されるジレベシランは、標準治療に加えた場合の収縮期血圧の臨床的かつ統計学的に有意な減少を示した
  • 臨床試験→第2相試験KARDIA-2は、標準治療にジレベシランを加えたコントロール不良の高血圧患者における有効性と安全性を評価する無作為化、二重盲検、プラセボ対照試験である
  • 次の段階→RocheとAlnylamは、コントロール不良の高血圧を対象に、ジレベシランの2、3薬剤への追加療法としての有効性や安全性を検証する第2相試験KARDIA-3を開始した

参考文献

Roche and Alnylam report positive topline results from the Phase II KARDIA-2 study in people with hypertension, demonstrating clinically significant blood pressure reductions with zilebesiran when added to standard of care
https://www.roche.com/media/releases/med-cor-2024-03-05

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