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米国で承認、PNHの血管外溶血治療に向けた経口補体D因子阻害薬ボイヤデ

STELLANEWS.LIFEでは、科学や医薬品分野の進歩を照らし出し、その成果がどのように社会に影響を与えるかを検証することに特化している。医療の最前線での挑戦や成果を紹介し、読者に役立つ情報を提供することを目指している。今回の記事で取り上げる情報は以下の通り。

Alexionによって開発されたダニコパンは、米国食品医薬品局(FDA)により、夜間間欠性血色素尿症(PNH)の成人患者における血管外溶血(EVH)治療のため、既存の治療薬であるラヴルリズマブまたはエクリズマブに追加する治療法として承認された。この薬剤は、約10~20%のPNH患者がC5阻害薬治療中に経験する臨床的に重要なEVHに対処するために開発された。

  • 発表元→Alexion, AstraZeneca Rare Disease
  • 発表日→2024年4月1日
  • 薬剤の概要→ダニコパンは、C5阻害剤であるラブリズマブやエクリズマブに追加して使用する初の経口補体D因子阻害薬
  • 臨床試験→第3相試験ALPHAに基づく。この研究では、ダニコパンが基準値から12週間でのヘモグロビンの変化率と主要な副次的エンドポイントを含む、全ての重要なエンドポイントを達成
  • 治療の重要性→ダニコパンの承認は、PNHを持つ患者の一群に対してEVHを対象とした追加療法を提供し、ラブリズマブやエクリズマブによる病気管理の維持を可能にする
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