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mRNA薬とペムブロリズマブ併用療法がメラノーマ患者の生存期間を改善

STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、科学や技術、医薬品分野における最新の研究成果や発見を紹介するメディアである。私たちは、読者にとって価値のある情報を提供することを目指し、常に最新の話題を追求している。今回の記事では、ModernaとMerckが発表した第2b相試験KEYNOTE-942/mRNA-4157-P201の3年データについて紹介する。

ModernaおよびMerckは、KEYNOTE-942/mRNA-4157-P201試験の計画された解析結果を初めて発表した。この第2b相ランダム化試験では、mRNA-4157とペムブロリズマブ併用療法が、完全切除後の高リスクステージIII/IVメラノーマ患者(n=157)において、約3年(34.9カ月)の中央値追跡期間で無再発生存(RFS)および無遠隔転移生存期間(DMFS)の改善を示した。主要評価項目であるRFSについて、mRNA-4157(V940)とペムブロリズマブの併用療法は、ペムブロリズマブ単独と比較して再発または死亡のリスクを49%低減した。また、遠隔転移または死亡のリスクを62%低減した。

  • 発表元→Modernaおよび Merck
  • 発表日→2024年6月3日
  • 研究の背景→第2b相試験KEYNOTE-942/mRNA-4157-P201は、高リスクステージIII/IVメラノーマ患者におけるmRNA-4157とペムブロリズマブの併用療法の有効性と安全性を評価するために実施
  • 研究の結果→mRNA-4157とペムブロリズマブの併用療法が、ペムブロリズマブ単独と比較して再発または死亡リスクを49%、遠隔転移または死亡リスクを62%低減
  • 臨床的意義→ModernaとMerckは、高リスクのメラノーマおよび非小細胞肺がん患者を対象とした第3相試験を開始し、腎細胞がんおよび筋層浸潤性尿路上皮がん患者を対象とした第2相試験を実施中である。また、切除可能な局所進行性皮膚扁平上皮がん患者を対象とした第2/3相試験も開始している
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