STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、医薬品業界の重要な進展を中立的に報じることに注力している。今回は、Astellasが発表したエンホルツマブ ベドチン(商品名PADCEV、パドセブ)とペムブロリズマブ(商品名KEYTRUDA、キイトルーダ)の併用療法に関する欧州医薬品庁(EMA)の肯定的な意見について紹介する。
Astellasは、欧州医薬品庁(EMA)のヒト用医薬品委員会(CHMP)が、エンホルツマブ ベドチンとペムブロリズマブの併用の併用療法を、切除不能または転移性尿路上皮がんの成人患者に対する一次治療として承認を推奨する肯定的な意見を採択したと発表した。この治療法が承認されれば、プラチナ系化学療法に代わる初の選択肢となる。
- 発表元→Astellas
- 発表日→2024年7月26日
- 臨床試験→第3相試験EV-302に基づき、エンホルツマブ ベドチンとペムブロリズマブの併用療法がプラチナ系化学療法と比較してOSと無増悪生存期間(PFS)の延長において有意な改善を示した
- 試験結果→併用療法を受けた患者の中央値OSは31.5カ月であり、化学療法単独の16.1カ月と比較して死亡リスクが53%減少した
- 治療の意義→この併用療法は、切除不能または転移性尿路上皮がんの患者にとって新たな治療オプションを提供する