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経口GLP-1作動薬オルフォルグリプロン、第3相で血糖、体重改善―Eli Lilly

STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、医療・科学・技術領域における革新や臨床成果を中心に、世界中の研究と実践を網羅的に紹介している。疾患治療の現場を変える可能性のある新薬の臨床結果にも注目し、国際的な評価や規制動向も視野に入れて報道している。今回紹介するのは次の通り。

 

Eli Lillyは、2型糖尿病を対象とした経口小分子GLP-1受容体作動薬Orforglipronについて、第3相試験ACHIEVE-1の最終結果を米国糖尿病学会(ADA)第85回年次学術集会で発表し、『New England Journal of Medicine』誌にも掲載された。Orforglipronは、非ペプチド型で1日1回、食事や水の制限なしで服用可能な経口薬であり、注射を必要としない新たな治療選択肢として開発が進められている。

 

  • 発表元→Eli Lilly
  • 発表日→2025年6月21日
  • 薬剤名→Orforglipron(開発コード:LY3502970)
  • 対象疾患→2型糖尿病、肥満
  • 作用機序→非ペプチド型GLP-1受容体作動による食欲抑制と血糖低下
  • 投与方法→1日1回経口投与、食事・水の制限なし
  • 試験名→ACHIEVE-1(第3相)
  • 参加者→2型糖尿病患者559人(米国、中国、インド、日本、メキシコ)
  • 主要評価項目→12mgおよび36mg投与でベースライン比A1Cを最大1.6%低下
  • 副次評価項目→最大体重減少は16.0ポンド(7.3kg)、達成率は66.0%がA1C≦6.5%、25.8%がA1C<5.7%
  • 副作用→下痢、吐き気、胃もたれ、便秘、嘔吐など。多くは軽度~中等度で、投与初期に発現
  • 中止率→副作用による治療中止は最大8%(36mg群)
  • 今後の計画→肥満領域を対象とするATTAIN試験、他の糖尿病治療薬との比較試験(ACHIEVE-2、ACHIEVE-3)が年内発表予定

AIによる情報のインパクト評価(あくまで参考として受け取ってください)

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