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ルンスミオとポライビー併用が再発・難治性LBCLでPFSとORR改善 SUNMO試験

STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、世界各地の医薬品研究、臨床試験、バイオテクノロジーの動向など、幅広いテーマを対象に、信頼性のある情報を選りすぐって発信している。本記事では、がん免疫療法の最新の臨床試験成果に関する重要な発表を取り上げる。

 

中外製薬と戦略的アライアンスを結ぶロシュは、再発または難治性大細胞型B細胞リンパ腫(LBCL)を対象とした国際共同第III相SUNMO試験の結果を発表した。皮下投与のルンスミオ(一般名モスネツズマブ)と静脈内投与のポライビー(一般名ポラツズマブ ベドチン)の併用療法は、標準治療であるR-GemOx療法(リツキシマブ、ゲムシタビン、オキサリプラチン)と比較し、主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)および客観的奏効割合(ORR)において統計学的に有意な改善を示した。

 

  • 発表元→ロシュ(中外製薬が和訳リリースとして発表)
  • 発表日→2025年6月20日
  • 試験名→SUNMO試験(第III相、NCT05171647)
  • 対象疾患→再発または難治性大細胞型B細胞リンパ腫(LBCL)
  • 主要評価項目→無増悪生存期間(PFS)、客観的奏効割合(ORR)
  • 主な結果→病勢進行または死亡リスクを59%低下(ハザード比:0.41、p<0.0001)
  • PFS中央値→ルンスミオ+ポライビー群:11.5カ月、R-GemOx群:3.8カ月
  • ORR→ルンスミオ+ポライビー群:70.3%、R-GemOx群:40.0%
  • 完全奏効割合→ルンスミオ+ポライビー群:51.4%、R-GemOx群:24.3%
  • 安全性→グレード3~4の有害事象は両群で同程度。重篤な免疫関連副作用は低頻度で、治療継続性に優れる

AIによる情報のインパクト評価(あくまで参考として受け取ってください)

★★★★☆(★4つで2番目の評価)

再発・難治性LBCLにおいて、標準治療を上回る臨床的効果と良好な安全性を示した点は注目に値する。特に、完全奏効の割合や1年後の寛解持続率において、従来療法を大きく上回っており、今後の治療指針を変える可能性がある。

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