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標準治療抵抗の高血圧に、アストラゼネカのバクスドロスタット、第3相で主要評価項目達成

STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、医療、ライフサイエンス、テクノロジー、環境、社会課題など、さまざまな分野の重要な動向を専門的な視点で紹介するメディアである。新薬開発の進展や臨床試験の成果は、疾患に苦しむ患者や医療提供者にとって有用な情報となる。今回紹介するのは次の通り。

AstraZenecaは2025年7月14日、開発中の選択的アルドステロン合成酵素阻害薬(ASI)バクスドロスタットが第3相試験「BaxHTN」において、主要評価項目およびすべての副次評価項目を達成したと発表した。この試験は、2種類以上の降圧薬を使用しても血圧がコントロールされていない高血圧患者、あるいは3種類以上の薬剤を使用しても血圧が下がらない治療抵抗性高血圧患者を対象としたものである。

  • 発表元→AstraZeneca
  • 発表日→2025年7月14日
  • 対象薬剤→バクスドロスタット(開発中)
  • 適応疾患→標準治療に抵抗性を示す高血圧
  • 臨床試験→第3相試験「BaxHTN」:2mg、1mgの2用量でプラセボと比較
  • 主要評価項目→12週時点での座位収縮期血圧(SBP)のベースラインからの変化量
  • 副次評価項目→耐性高血圧患者におけるSBPおよび拡張期血圧(DBP)低下、130mmHg未満のSBP到達割合、安全性指標など
  • 結果→バクスドロスタットは統計学的有意性と臨床的意義のあるSBPの低下を示し、安全性プロファイルも良好
  • 今後の展開→データは欧州心臓病学会(ESC)2025年大会で発表予定、世界の規制当局への申請準備

AIによる情報のインパクト評価(あくまで参考として受け取ってください)

★★★★☆(★4つで2番目の評価)

バクスドロスタットは、既存の治療法で十分なコントロールが得られない高血圧患者に対して、新たな治療選択肢となる可能性がある。特にアルドステロン合成酵素という作用機序は、長年新規性が乏しかった高血圧治療領域において注目される。しかし、承認取得前の段階であるため、今後の承認可否と市販後の実用性に左右される面もある。

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