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Regeneron、猫アレルギーとシラカバアレルギー抗体の治療の第3相で有意な改善

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Regeneronは、猫およびシラカバのアレルギーに対する抗原特異的抗体治療の第3相試験結果を公表した。両試験はいずれも主要評価項目および副次評価項目を達成し、症状の改善が統計学的に有意であることが示された。

猫アレルギー試験では、FelD1を標的とする抗体REGN1908とREGN1909の併用療法が用いられた。単回皮下投与後、結膜アレルゲンチャレンジを実施し、1週間後にかゆみが52%、結膜充血が39%、皮膚反応が44%減少した(いずれもp<0.0001)。副作用は軽度から中等度で、重篤な有害事象は報告されなかった。

シラカバアレルギー試験では、BetV1を標的とする抗体REGN5713とREGN5715が評価された。投与後1週間でかゆみが51%、結膜充血が46%、皮膚反応が44%減少し(いずれもp<0.0001)、こちらも安全性に問題は認められなかった。

両プログラムは、既存の減感作療法と異なり、単回投与で長期間にわたる症状改善が得られる点が注目される。今後は確認試験を含む追加の第3相試験が実施される予定である。

  • 発表元→Regeneron Pharmaceuticals, Inc.
  • 発表日→2025年9月8日
  • 研究対象→中等度から重度の猫アレルギーおよびシラカバアレルギー
  • 治療候補→REGN1908+REGN1909(猫アレルゲンFelD1阻害)、REGN5713+REGN5715(シラカバアレルゲンBetV1阻害)
  • 主要評価項目→結膜アレルゲンチャレンジ後のかゆみ、結膜充血、皮膚反応
  • 結果→単回投与で統計学的に有意な症状改善を確認
  • 安全性→概ね良好で、重篤な有害事象や中止例はなし

AIによる情報のインパクト評価(あくまで参考として受け取ってください)

★★★★☆(★4つで2番目の評価)

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