-->AbbVie、ADC Temab-AとABBV-706初期有効性、難治性固形がん | STELLANEWS.LIFE
サイトアイコン STELLANEWS.LIFE

AbbVie、ADC Temab-AとABBV-706初期有効性、難治性固形がん

STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、科学技術・医療・ライフサイエンスの分野における研究成果を、中立的かつ正確に紹介するニュースメディアである。今回AbbVieが欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2025)で発表するデータは、固形がんに対する抗体薬物複合体(ADC)治療の進展を示すものであり、難治性腫瘍に対する新たな治療可能性を示唆している。今回の記事で伝える情報は次の通り。

  • 【要点①】AbbVieのADC候補であるテリソツズマブ・アディズテカン(Temab-A)が大腸がんや膵がんなどの難治性腫瘍で良好な奏効率を示した。
  • 【要点②】新規SEZ6標的ADCであるABBV-706は、小細胞肺がんにおいて標準治療と比較可能な無増悪生存期間(PFS)を示唆。
  • 【要点③】ctDNAの消失と生存転帰の相関が確認され、バイオマーカーとしての有用性が示唆された。

AbbVieは、固形がん領域における標的治療の開発を加速している。同社の第1相試験群では、テリソツズマブ・アディズテカン(Temab-A)およびABBV-706が複数の腫瘍種において有望な臨床データを示した。Temab-Aはc-Metを標的とするADCであり、トップイソメラーゼ1阻害薬をペイロードとする次世代分子である。一方、ABBV-706はSEZ6を標的としたADCで、小細胞肺がんにおける分子応答と生存延長の関係が注目されている。

AIによる情報のインパクト評価(あくまで参考として受け取ってください):

★★★★☆

ADC技術の改良と固形がんへの応用拡大を裏付ける初期データであり、複数のがん種で臨床的価値が示唆された。

参考文献

AbbVie to Present New Data at ESMO 2025 Reinforcing Leadership in Advancing Targeted Therapies for Solid Tumors
https://news.abbvie.com/2025-10-13-AbbVie-to-Present-New-Data-at-ESMO-2025-Reinforcing-Leadership-in-Advancing-Targeted-Therapies-for-Solid-Tumors

ClinicalTrials.gov:NCT05029882/NCT06084481/NCT05599984

モバイルバージョンを終了