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RocheのSBX、全ゲノム解析を4時間未満で、東大との肺がん解析も含む国際共同研究

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STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、科学技術・医療・ライフサイエンスの分野における研究成果を、中立的かつ正確に紹介するニュースメディアである。ロシュ(Roche)は、次世代シーケンシング技術「Sequencing by Expansion(SBX)」の進展を発表し、ゲノム解析の速度と精度を大幅に向上させる成果を示した。今回の記事で伝える情報は次の通り。

  • 【要点①】RocheのSBX技術が、従来の短鎖リードプラットフォームを超える長鎖・高速解析を実現。
  • 【要点②】Broad Clinical LabsがSBXを用いて「最速DNAシーケンシング技術」としてギネス世界記録を更新(4時間未満で全ゲノム解析)。
  • 【要点③】Wellcome Sanger Instituteなど複数の国際研究機関がSBXを導入し、マルチオミクス研究やエピゲノム解析に活用。

ロシュは、米国ボストンで開催された米国人類遺伝学会(ASHG 2025)において、同社のSequencing by Expansion(SBX)技術に関する主要成果を報告した。SBXは、長鎖リードと高速処理を両立する革新的なプラットフォームであり、従来の短鎖リード技術では解析が難しかった遺伝子発現やメチル化パターン、空間解析を可能にする。Broad Clinical Labsはこの技術を用いて「DNAサンプルから変異検出まで4時間以内」という記録を樹立し、ギネス世界記録として認定された。

AIによる情報のインパクト評価(あくまで参考として受け取ってください):

★★★★★

ゲノム解析の速度と精度を飛躍的に高める技術革新であり、臨床ゲノミクスの新基盤を形成する可能性が高い。

参考文献

Roche presents major advances for its sequencing by expansion technology, including a new GUINNESS WORLD RECORD, at the ASHG conference 2025
https://www.roche.com/media/releases/med-cor-2025-10-16

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