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ロシュのバミキバルト、ぶどう膜炎に伴う黄斑浮腫で視力改善を示す、第3相の結果公表

STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、科学技術・医療・ライフサイエンスの分野における研究成果を、中立的かつ正確に紹介するニュースメディアである。ロシュ(Roche)は、ぶどう膜炎に伴う黄斑浮腫(Uveitic Macular Edema:UME)を対象とした第3相試験の結果を発表し、新規抗IL-6抗体療法バミキバルト(vamikibart)の有効性を報告した。今回の記事で伝える情報は次の通り。

  • 【要点①】バミキバルトは、炎症性機序を標的とした初の非ステロイド療法候補であり、UMEに対して有意な視力改善効果を示した。
  • 【要点②】第3相MEERKAT試験で統計学的有意差、SANDCAT試験で名目的有意差を達成。
  • 【要点③】安全性は良好で、治療関連眼内炎や網膜血管閉塞性血管炎は認められなかった。

ぶどう膜炎に伴う黄斑浮腫は、視力低下や失明の主要な原因となる炎症性眼疾患である。現行の標準治療であるステロイドは有効である一方、眼圧上昇や白内障などの副作用を伴う。ロシュが開発中のバミキバルトは、インターロイキン6(IL-6)を標的とするモノクローナル抗体であり、非ステロイド性の局所注射治療薬として期待されている。

AIによる情報のインパクト評価(あくまで参考として受け取ってください):

★★★★☆

非ステロイドの新規IL-6阻害療法として、ステロイド関連副作用の軽減に寄与する可能性があり、眼科領域の治療戦略を拡張する意義が大きい。

参考文献

Roche presents new phase III pivotal data for vamikibart in uveitic macular edema (UME), a serious cause of vision loss
https://www.roche.com/media/releases/med-cor-2025-10-17b

ClinicalTrials.gov:MEERKAT(NCT05642312)、SANDCAT(NCT05642325)
https://clinicaltrials.gov/study/NCT05642312
https://clinicaltrials.gov/study/NCT05642325

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