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ビメキズマブ、乾癬性関節炎と脊椎関節炎で3年効果維持【ACR 2025】

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UCBは、関節リウマチ学会(ACR 2025)において、ビメキズマブ(商品名ビムゼルクス、一般名bimekizumab-bkzx)の3年間にわたるデータを発表し、乾癬性関節炎(PsA)および軸性脊椎関節炎(axSpA)において持続的な炎症コントロールと臨床的改善が維持されたことを報告した。今回の記事で伝える情報は次の通り。

  • ビメキズマブは、IL-17AおよびIL-17Fを同時に阻害する初の抗体であり、3年間の長期有効性データが示された。
  • 乾癬性関節炎および軸性脊椎関節炎の両疾患で、炎症の持続的コントロールと機能改善が確認された。
  • 実臨床でも早期から生活の質(QOL)の改善効果が認められた。

今回の報告は、ビメキズマブの第3相試験およびそのオープンラベル延長試験の3年データであり、乾癬性関節炎および軸性脊椎関節炎を対象としている。ビメキズマブは、インターロイキン17Aおよび17Fの両方を選択的に阻害するヒト化IgG1モノクローナル抗体であり、長期的な炎症抑制と関節・皮膚・腱付着部の症状改善を維持した。さらに、実臨床研究では、投与開始2週目から生活の質の改善がみられた。

AIによる情報のインパクト評価(あくまで参考として受け取ってください):

★★★★☆

IL-17A/17F二重阻害の長期有効性を裏付けるエビデンスとして意義が高い。炎症性関節疾患における治療維持戦略の確立に寄与する可能性がある。

参考文献

UCB:BIMZELX(bimekizumab-bkzx) three-year rheumatology data at ACR 2025 demonstrated sustained inflammation control in psoriatic arthritis and axial spondyloarthritis
https://www.ucb.com/newsroom/press-releases/article/bimzelxr-bimekizumab-bkzx-three-year-rheumatology-data-at-acr-2025-demonstrated-sustained-inflammation-control-in-psoriatic-arthritis-and-axial-spondyloarthritis

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