Labcorp、CHSの外来検査事業を1億9500万ドルで取得 ― 全米13州で臨床検査ネットワークを拡大

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米国の医療大手Community Health Systems（CHS、コミュニティ・ヘルス・システムズ）と臨床検査大手Labcorp（ラボコープ）は、CHS傘下の外来検査事業資産の一部をLabcorpが取得する正式契約を締結したと発表した。今回の記事で伝える情報は次の通り。

2025年7月22日、Community Health Systems（NYSE: CYH）は、米国13州に展開する外来臨床検査部門の一部資産をLabcorp（NYSE: LH）へ売却する契約を締結したと発表した。取引金額は現金1億9500万ドルで、外来検査サービスに関連する患者サービスセンター（PSC）および院内採血施設のリースも含まれる。

本取引完了後、CHSの患者や医療従事者は、Labcorpが提供する包括的な臨床検査、データ解析、デジタルツールへのアクセスが拡大する。一方、CHSは入院および救急部門における検査事業を引き続き自社運営し、画像診断や術前検査などの病院サービスを維持する。

CHSの最高執行責任者ケビン・ストックトン氏は、「本契約は地域医療の質を高め、患者体験を向上させる取り組みである」と述べた。Labcorpの診断部門プレジデント、マーク・シュレーダー氏は、「両社の強みを融合し、全国の医療機関により高度な検査インフラを提供する」とコメントしている。

両社は、患者や医療機関への影響を最小限に抑える円滑な移行計画を策定中であり、取引完了は2025年第4四半期を予定。完了までの間、既存のサービス体制は維持される。