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今回の報告は、Biogen と Stoke Therapeutics が共同で開示した、ドラベ症候群の疾患修飾治療を目指す
開発中ASO医薬「zorevunersen(ゾレブナ―セン)」に関する最新データである。
同薬は、NaV1.1タンパク質の発現不足という疾患の根本原因に作用する初のアプローチとして注目されており、
今回の2025年米国てんかん学会(AES)での発表は、その治療概念を強く裏付ける内容となった。
今回の記事で伝える情報は次の通り。
- 【要点①】zorevunersen が長期投与で発作頻度の持続的な減少と認知・行動・QOL改善を示した。
- 【要点②】自然歴コホートとの傾向スコア解析で、疾患修飾作用を支持する直接的比較結果が得られた。
- 【要点③】EEG解析で、異常脳活動の用量依存的改善が確認され、作用機序の妥当性がさらに裏付けられた。
概要
Biogen と Stoke Therapeutics は、開発中のアンチセンス医薬 zorevunersen に関する新たな臨床データを、
2025年の American Epilepsy Society(AES)年次総会で発表した。
長期の Phase 1/2a および オープンラベル延長試験(OLE)において、
標準治療に追加する形で投与された zorevunersen は、
発作頻度の持続的低下に加え、認知・行動・QOLの向上といった多面的な改善を示した。
また、自然歴研究(BUTTERFLY)との直接比較を可能にする傾向スコア加重解析により、
継続投与18カ月時点での認知・行動改善も統計学的有意を含めて確認され、
進行中の Phase 3 EMPEROR 試験の目標設定と整合する結果を示した。
EEG 解析は、疾患の神経生理学的異常に対し、用量依存的な改善が得られることを示し、
疾患修飾作用の機序的裏付けともなる。
詳細
- 発表元→ Biogen(NASDAQ: BIIB)、Stoke Therapeutics(NASDAQ: STOK)
- 発表日→ 2025年12月5日
- 臨床データの主要ポイント→
- Phase 1/2a + OLE:長期で発作頻度の持続的減少、発作ゼロ日数の増加
- 認知・行動・生活の質(QOL)に改善を観察
- 自然歴コホートとの比較で統計学的改善が確認され、疾患修飾の可能性を支持
- EEG解析→
- 異常脳活動の減少が用量依存的に観察
- 異常活動の減少量は、発作改善の達成確率と関連
- 安全性→
- これまで81名以上が投与を受け、800回超の投与が実施
- 主な関連副作用:髄液タンパク質上昇(14–45%)
- 重大な副作用の大半は薬剤とは無関係と評価
- 疾患背景(ドラベ症候群)→
SCN1A 変異に起因する重度のDEEsで、発作、発達障害、認知障害、SUDEPリスク増大が特徴。
世界で約3.8万人が罹患していると推定される。 - 薬剤の特徴:Zorevunersen→
- 野生型 SCN1A の発現を増強し、NaV1.1 タンパク質量を回復させるASO
- FDA:Orphan、Rare Pediatric Disease、Breakthrough Therapy 指定済み
- 疾患修飾作用を目指す初の遺伝子発現増強型治療候補
- 進行中の EMPEROR Phase 3 試験→
発作頻度、耐久性、認知・行動改善を主要・副次評価項目として国際的に患者登録を進行中。
AIによるインパクト評価
評価(参考): ★★★★★
本発表は、ドラベ症候群に対して現在存在しない「疾患修飾型治療」の実現可能性を強く示唆する重要データであり、
臨床、機序、比較解析の全側面で一貫したポジティブな結果が得られている点から最高評価とした。
特に自然歴比較での有意改善とEEGでの機序裏付けは、遺伝子発現増強ASOの医療的価値を大きく後押しする。
3言語要約 / Multilingual Summaries
English Summary
- Biogen and Stoke presented new evidence supporting zorevunersen’s disease-modifying potential for Dravet syndrome.
- Long-term data show durable seizure reduction and improvements in cognition, behavior, and quality of life.
- Propensity-score analysis and EEG findings strengthen the biological rationale and align with the ongoing Phase 3 EMPEROR study.
中文摘要
- Biogen 与 Stoke 公布最新研究,支持 zorevunersen 作为潜在“疾病修饰”疗法。
- 长期研究显示:癫痫发作持续减少,认知、行为与生活质量改善。
- 倾向评分分析与脑电图结果进一步验证其作用机制,并与三期 EMPEROR 试验一致。
हिन्दी सारांश
- Biogen और Stoke ने Dravet syndrome के लिए zorevunersen की disease-modifying क्षमता को समर्थन देने वाले नए डेटा प्रस्तुत किए।
- लंबी अवधि के अध्ययन में दौरे में स्थायी कमी और संज्ञान, व्यवहार तथा जीवन-गुणवत्ता में सुधार देखा गया।
- Propensity-score विश्लेषण और EEG परिणाम इसके जैविक तर्क को मजबूत करते हैं और Phase 3 EMPEROR अध्ययन से मेल खाते हैं。

