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ベトナムの犬パルボウイルス2型cから現れた新型のアジアIV系統群についての解析

ベトナムの犬パルボウイルス2型cから現れた新型のアジアIV系統群についての解析。

犬パルボウイルス2型(CPV-2)は小型の一本鎖DNAウイルスで、致死的な出血性腸炎を犬に引き起こすことで知られるウイルス。CPV-2はVP2遺伝子の差からCPV-2a、CPV-2b、CPV-2cの遺伝子型があり、CPV-2cが世界的に拡散し注目される。

研究グループはベトナムのCPV-2cを解析して、VP1とVP2の変異が起きていることを確認。構造遺伝子と非構造遺伝子の双方の変異から新しい系統群が現れていると指摘。研究グループはこれをアジアIV系統群と命名している。継続的な遺伝子変異が起き正の選択が進んだと説明し、パルボウイルスの進化についての検討材料になるとしている。

2020年8月タイ研究。

Nguyen Manh, T., Piewbang, C., Rungsipipat, A. and Techangamsuwan, S. (2020), Molecular and phylogenetic analysis of Vietnamese canine parvovirus 2C originated from dogs reveals a new Asia‐IV clade. Transbound Emerg Dis. Accepted Author Manuscript. doi:10.1111/tbed.13811

獣医学
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