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中国、アルツハイマー病薬レカネマブを承認、米国、日本に続く

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エーザイとBiogenは、アミロイドβ(Aβ)の可溶性(プロトフィブリル)および不溶性凝集体(フィブリル)に対するヒト化モノクローナル抗体レカネマブ(中国での商品名乐意保)が、中国においてアルツハイマー病(AD)に起因するMCIおよび軽度アルツハイマー型認知症の治療薬として承認されたことを発表した。2024年7月1日~9月30日内の発売準備が進行中である。

  • 発表元→エーザイ、Biogen
  • 発表日→2024年1月9日
  • レカネマブの概要→レカネマブは、Aβの可溶性および不溶性凝集体に選択的に結合し、脳内のAβプロトフィブリルとAβプラークを減少させる。レカネマブは、このメカニズムを通じて疾患進行の速度を低下させ、認知機能低下を遅らせることが示された初めてかつ唯一の承認治療薬。
  • 中国における承認→大規模な国際第3相Clarity AD研究に基づいており、レカネマブは主要エンドポイントおよびすべての重要な副次エンドポイントで統計学的に有意な結果を達成。アルツハイマー病(AD)に起因するMCIおよび軽度アルツハイマー型認知症の治療薬として承認。
  • 副作用→レカネマブ群で報告された副作用は、頭痛、悪寒、発熱、吐き気、嘔吐などの点滴反応、ARIA-H(脳内微出血、大出血、表在性側索硬化症の組み合わせ)、ARIA-E(浮腫/貯留)、頭痛、転倒である。
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