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Abbott、全血迅速検査でFDA承認を獲得し、外傷性脳損傷の現場診断を可能に

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Abbottのi-STAT TBIカートリッジは、全血を使用し、疑われる外傷性脳損傷を患者のベッドサイドで評価するために米国食品医薬品局(FDA)からの承認を受けた。以前は、TBIの評価を支援する検査は、血漿または血清を使用することのみが承認され、サンプルをラボに送る必要があった。

この新しい承認により、病院の救急部門以外の新しい環境での検査が可能となり、スポーツイベントなど、従来の医療設定の外での検査が将来的に行われる可能性が開かれた。

ポータブルな機器を使用した全血検査は、疑われる軽度の外傷性脳損傷またはmTBI(軽度外傷性脳障害)の18歳以上の患者を評価するのに利用可能。検査結果は、頭部のCTスキャンの必要性を排除するために使え、患者ケアの最善の次のステップを決定することを可能とする。全血サンプルで検査を実施できることは、ラボを必要としない医療設定での検査を可能にし、頭部外傷の評価を加速させる。

  • 発表元→Abbott
  • 発表日→2024年4月1日
  • 製品→Abbottの新しい全血迅速検査がFDAの承認を受け、外傷性脳損傷の疑いがある患者の評価を患者のベッドサイドで直接行うことが可能になった。
  • 結果提供時間→この検査は15分で結果を提供し、CTスキャンの必要性を判断することを可能とする。
  • 利用可能場所→検査は、緊急ケアクリニックやその他の病院外の医療設定でアクセス可能。
  • 使用可能時間→この検査は、外傷から24時間以内の患者に対して使用することができる。
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