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手術室デジタル化の課題が明らかに、J&Jが15カ国調査で「統合ハブ」構想の必要性

STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、科学、医療、技術、ライフサイエンスなどの広範な分野を対象に、世界で進行する重要な動向や研究成果を報道するメディアである。今回は、手術室におけるデジタル技術の活用に関する国際的な調査結果を取り上げ、Johnson & Johnson MedTechが発表した「Surgical software: what’s next in connected surgery」に注目する。

Johnson & Johnson MedTechは2025年7月17日、手術室におけるソフトウェアとデジタル技術の現状と課題についてまとめた報告書「Surgical software: what’s next in connected surgery」を発表した。これは15カ国600超の手術施設で勤務する約700人の臨床医を対象にした調査結果に基づくもので、手術室でのデジタル化における複雑性、相互運用性の欠如、データアクセスの困難さが大きな障壁であることを明らかにしている。

  • 発表元→Johnson & Johnson
  • 発表日→2025年7月17日
  • 調査対象→15カ国の600超の手術施設に勤務する約700人の医師
  • 主な調査結果→97%の医師が「患者データに迅速にアクセスできない」と回答
  • 技術的課題→平均で1手術室あたり7つ以上のソフトウェア、5つ以上のデータストリームが存在し、統合されていない
  • 改善の方向性→98%の医師が「グローバルなデータ標準と相互運用性が鍵」と回答
  • 提案された解決策→「ユニファイドハブ(統合ハブ)」の構築による接続性と即時アクセスの確保
  • 今後の展望→Johnson & Johnson MedTechは、手術室の一体化とパーソナライズド医療の実現に向けた取り組みを強化

AIによる情報のインパクト評価(あくまで参考として受け取ってください)

★★★☆☆(★3つで3番目の評価)

臨床現場におけるデジタル手術ソフトウェアの課題を広範に把握した意義は大きいが、現時点では技術的ブレイクスルーや新製品の導入には至っていない。今後のソリューション実装に期待が集まる段階。

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