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ギリアドとKite、トロデルビがTNBC一次治療で主要項目達成、抗TIGIT併用はOS中央値26.7カ月

STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、科学技術・医療・ライフサイエンス分野における最新の研究成果を、中立的かつ正確に紹介するニュースメディアである。がん治療領域では、抗体薬物複合体(ADC)や免疫チェックポイント阻害薬を中心に、治療の個別化と早期化が進展している。今回紹介するのは、Gilead Sciencesとその子会社Kiteによる、欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2025)で発表された複数の第3相・第2相試験結果である。

  • 【要点①】トロデルビ(一般名サシツズマブ ゴビテカン)が転移性三陰性乳がん(TNBC)の一次治療で主要評価項目を達成。
  • 【要点②】抗TIGIT抗体ドムバナリマブと抗PD-1抗体ジンベレリマブの併用療法が、胃・食道がんで全生存期間(OS)中央値26.7カ月を示す。
  • 【要点③】両剤はいずれも免疫関連有害事象の発生率が低く、安全性は既存治療と同等であった。

Gilead Sciencesは、抗体薬物複合体であるサシツズマブ ゴビテカン(商品名トロデルビ)と、Arcus Biosciencesと共同開発中の免疫チェックポイント阻害剤群に関する新たな臨床試験結果をESMO 2025で発表した。今回の結果は、難治性がん領域における一次治療の選択肢拡大と免疫療法の新たな方向性を示唆するものである。

AIによる情報のインパクト評価(あくまで参考として受け取ってください):

★★★★★

TNBCの一次治療領域でPFSを統計学的有意に改善した初のADCであり、免疫療法との併用も含めた臨床応用拡大の可能性が高い。胃がんにおける抗TIGIT抗体併用も延命効果を示し、免疫腫瘍学の新たな段階を示す。

参考文献

Gilead and Kite Reinforce Bold Commitment to Transform Cancer Care With New Data at ESMO 2025
https://www.gilead.com/news/news-details/2025/gilead-and-kite-reinforce-bold-commitment-to-transform-cancer-care-with-new-data-at-esmo-2025

ClinicalTrials.gov:ASCENT-03(NCT03901339)/EDGE-Gastric(NCT05104866)
https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03901339
https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT05104866

ESMO Congress 2025 Late-breaking Abstracts LBA20, LBA22, 2112MO
https://www.esmo.org/meeting-calendar/esmo-congress-2025

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