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AbbVieのVERONA、HR-MDSにベネトクラクス併用で主要評価項目達成せず

STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、疾患治療、創薬開発、規制承認、臨床試験の最新動向を通じて、医療に関わる意思決定を支える情報を発信するメディアである。新薬の成功だけでなく、試験の中止や失敗の結果についても正確に伝えることが、透明性のある科学報道の基盤と考えている。今回紹介するのは次の通り。

AbbVieは、ベネトクラクス(商品名ベネクレクスタ)とアザシチジンの併用療法について、新規診断の高リスク骨髄異形成症候群(HR-MDS)患者を対象とした国際共同第3相VERONA試験の結果を発表した。試験は全生存期間(OS)を主要評価項目としたが、ベネトクラクス併用群はアザシチジン単独群と比較して統計学的有意な改善を示さなかった(ハザード比0.908、p=0.3772)。

  • 発表元→AbbVie
  • 発表日→2025年6月16日
  • 試験名→VERONA試験(第3相、NCT04401748)
  • 対象疾患→新規診断の高リスク骨髄異形成症候群(HR-MDS)
  • 治療内容→ベネトクラクス(商品名ベネクレクスタ)+アザシチジン併用療法
  • 比較群→アザシチジン+プラセボ
  • 主要評価項目→全生存期間(OS)
  • 副次評価項目→修正奏効率(mOR)、完全寛解率(CR)
  • 試験結果→OSで有意差認められず(HR=0.908、p=0.3772)
  • 安全性→新たな有害事象は確認されず、既知の安全性プロファイルと一致
  • 今後の対応→詳細は今後の学会発表または学術誌掲載を予定
  • 他の適応症への影響→本結果は現在承認されている他の適応には影響しない

AIによる情報のインパクト評価(あくまで参考として受け取ってください)

★★☆☆☆

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