-->アベマシクリブ、HR+/HER2-早期乳がんOS延長、monarchE試験7年データ | STELLANEWS.LIFE
サイトアイコン STELLANEWS.LIFE

アベマシクリブ、HR+/HER2-早期乳がんOS延長、monarchE試験7年データ

STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、科学、医療、技術に関する最新の研究成果や発表を中立的かつ専門的に伝えることを目的としたメディアである。世界中の医薬・バイオ関連の企業や研究機関が発表する臨床データや技術革新のなかから、特に注目度の高い話題を選び、信頼性を重視した情報を届けている。今回紹介するのは次の通り。

Eli Lillyは、アベマシクリブ(商品名ベージニオ)を内分泌療法と併用することで、ホルモン受容体陽性(HR+)、HER2陰性、リンパ節陽性の高リスク早期乳がん患者において、全生存期間(OS)の統計学的有意かつ臨床的に意味のある延長を確認したと発表した。

この結果は、第3相試験monarchEの7年時点での解析に基づくものであり、疾患の再発リスクの低下や遠隔転移の抑制といった補助的な評価項目でも効果が確認された。これにより、アベマシクリブを2年間併用する治療法が、同患者群における標準治療としての位置づけをより明確にした。

  • 発表元→ Eli Lilly and Company
  • 発表日→ 2025年8月27日
  • 研究の目的→ アベマシクリブと内分泌療法の併用による全生存期間(OS)への影響を評価
  • 試験名→ monarchE(第3相国際共同試験)
  • 対象疾患→ ホルモン受容体陽性(HR+)、HER2陰性、リンパ節陽性の早期乳がん(高リスク)
  • 治療群→ アベマシクリブ(1日2回150mg、2年間)+標準的な内分泌療法 vs 内分泌療法単独
  • 主要評価項目→ 侵襲性疾患の無再発生存期間(IDFS)
  • 副次評価項目→ 全生存期間(OS)、遠隔再発無再発生存期間(DRFS)
  • 主な結果→ OSにおける有意な改善に加え、IDFSおよびDRFSも長期にわたり持続
  • 安全性→ 従来と同様に、下痢、好中球減少、白血球減少、感染症が多く報告されたが、新たな重大な有害事象は確認されていない

AIによる情報のインパクト評価(あくまで参考として受け取ってください)

★★★★☆(★4つで2番目の評価)

モバイルバージョンを終了