「日本版敗血症診療ガイドライン2020(J-SSCG2020)特別編 COVID-19薬物療法に関するRapid/Living recommendations MAGICapp(v2.1)」と、日本救急医学会・日本集中治療医学会が2020年11月11日に公開している。
「MAGICappは、MAGIC Evidence Ecosystem Foundationにより運営され、WHOガイドライン等のリアルタイム公開にも利用されているデジタル版ガイドライン公開プラットフォームです。本診療ガイドラインは本邦初のMAGICapp掲載ガイドライン」と説明する。
ガイドラインの目的は「さまざまな臨床エビデンスがプレプリントサーバーを中心に賑わすが、質の高い情報の取捨選択に割くことができる時間は臨床医には限られる。本診療ガイドラインは、COVID-19診療現場における適切な意思決定を支援することを目的とする」と説明。
対象者は「COVID-19診療に従事または関与する医師、看護師、薬剤師、理学療法士、臨床工学技士、薬剤師、管理栄養士などの全ての医療従事者」としている。
ガイドラインの内容は、最新情報が随時にアップデートされていく。「本診療ガイドラインは、Living systematic reviewに基づき、迅速性を重んじたアップデートを随時行う。本診療ガイドラインの利用に際しては、常に最新版の推奨を参考とされることを強く望む。本ver2.0.0は2020年9月30日時点で得られたエビデンスを元に作成している」と言う。ただし、CQ5のみ2020年10月25日時点のエビデンスを元に改訂しver2.1.0としたとしている。