「日本学術会議会員の任命拒否に関する生化学会の対応について」として、日本生化学会が声明を2020年10月9日に発表した。
「新規に学術会議が推薦した105名のうち、6名の会員候補が任命を拒否されました。拒否の理由は明確に示されていませんが、科学者が自由に発言、行動することにより、何らかの活動の障害になるということであれば、憂慮する事態と考えます」と強調している。
その上で、「生物科学学会連合という組織があり、現在32団体が加盟しています。生化学会はその構成学会です。生物科学学会連合は日本学術会議とも連携しており、生物科学学会連合が、日本学術会議からの会員候補の任命拒否に対する要望書を支持し、声明を発表することになりました。生化学会としましては、理事会でも本件を諮り、生物科学学会連合の対応に賛同することといたしました」と、学会の姿勢を説明している。