医療的ケア児等医療情報共有システムが2020年7月29日に本格運用を開始している。厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課が報告しているもの。関連する日本救急医学会は会員向けに周知を求めている。

厚生労働省によると、同システムは「医療的ケアが必要な児童等が救急時や、予想外の災害、事故に遭遇した際に、全国の医師・医療機関(特に、救急医)が迅速に必要な患者情報を共有できるようにするためのシステム」となっている。

さらに、「医療的ケア児等は、原疾患や心身の状態が様々であり、遠方で緊急搬送等された際にも速やかに医療情報の共有を図る必要があることから、平成28年度に調査研究を開始(検討会構成員:東京大学大学院医学系研究科教授、小児救急科医長、重症心身障害児保護者団体会長等)。令和元年度~システム開発、令和2年5月1日からプレ運用を開始」と説明している。

6月末日現在で、医療的ケア児など約137人、医師118人がプレ運用に登録。プレ運用の結果を踏まえ、改修も経て本格運用としている。

www.jaam.jp

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執筆/編集/審査監修/AI担当

星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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