新型コロナワクチン接種での薬局の役割についての国際比較が報告されている。
- オーストラリアでは、薬局でのワクチン接種は2021年半ばに開始。薬剤師が救急救命士の資格を持っていることも一時的に免除。
- カナダでは、パンデミック前のカナダでの薬局業務の範囲には臨床薬局(地域薬局、外来診療所、病院)での予防接も含む。新型コロナワクチンの接種も推奨。
- ドイツでは、薬剤が地域の予防接種センターや移動式予防接種センターを通じて、新型コロナワクチン接種に参加。
- アイルランドでは、地域薬局が一般医と並んでワクチン接種会場になる。
- スイスでは、薬局スタッフがワクチン接種戦略に含まれている。
- 英国では、1月に一部の地域薬局が予防接種を開始。
- 米国では、優先グループに限定して薬局でのワクチン接種が開始されている。高齢者施設でのワクチン接種は薬剤師によって幅広く実施されている。バイデン大統領は、COVIDワクチンの接種を促進するために地域薬局を活用すると表明。
2021年2月、オランダ研究。
Jordan D, Guiu-Segura JM, Sousa-Pinto G, Wang LN. How COVID-19 has impacted the role of pharmacists around the world. Farm Hosp. 2021 Feb 22;45(2):89-95. English. doi: 10.7399/fh.11652. PMID: 33709893.