新型コロナウイルスのメーンプロテアーゼのマルチコンフォメーションから、薬剤リパーパスの有望候補を特定する研究が報告されている。メーンプロテアーゼ(Mpro)はコロナウイルスの複製に重要な役割を果たし有望な創薬ターゲットと説明。結晶学的に同定されたリガンド結合ポケットのコンフォメーションだけではなく、分子の動きも踏まえたコンフォメーションも踏まえて有望分子を同定。リバビリン、リトナビルなどの抗ウイルス剤のほか、アムルビシン、カングロール、デスモプレシン、ジオスミンなども有望であると確認。幅広い化合物を検証可能とまとめている。
2021年4月、インド研究。