新型コロナウイルスの構造的、機能的生物学的な特徴からの対抗措置についての総説が報告されている。新型コロナウイルスのライフサイクルにおけるキータンパク質として、スパイクタンパク質(Spike)、アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)、2型膜貫通型セリンプロテアーゼ(TMPRSS2)、RNA依存性RNAポリメラーゼ(RdRp)、メーンタンパク質(Mpro)の構造生物学や化学などを検討することが、治療薬開発の助けになると説明している。
2021年4月、中国総説。
Zhuo LS, Wang MS, Yang JF, Xu HC, Huang W, Shang LQ, Yang GF. Insights into SARS-CoV-2: Medicinal Chemistry Approaches to Combat Its Structural and Functional Biology. Top Curr Chem (Cham). 2021 Apr 22;379(3):23. doi: 10.1007/s41061-021-00335-9. PMID: 33886017; PMCID: PMC8061463.