ワクチンの信頼性を研究関係の健全性の観点から考察した研究が報告されている。科学が対策の最前線に置かれ、科学者や科学的成果に対する国民の信頼を守ることは、これまで以上に重要と説明。一方で、生物医学研究における利益相反(COI)の問題が、依然として一般化しており有害と説明。抑制するための対策はあまり成功していないと指摘する。企業がスポンサーとなっているワクチン研究に偏りがあることが明らかになっているとし、研究者らがCOIの蔓延する研究分野で働くことのリスクを懸念していると説明する。研究関係の健全性の再点検を求める。
2021年3月、英国研究。
Wheelock A, Ives J. Vaccine confidence, public understanding and probity: time for a shift in focus? J Med Ethics. 2021 Mar 9:medethics-2020-106805. doi: 10.1136/medethics-2020-106805. Epub ahead of print. PMID: 33687913.