新型コロナウイルス変異バリアント感染者の死亡リスクについて報告されている。2020年12月に変異バリアント(VOC-202012/1)感染による死亡率を確認。2020年10月1日から2021年1月29日までの間に感染を判定された参加者のうち、条件を合わせた5万4906組を対象に、2021年2月12日まで追跡調査。以前に循環していた亜種への感染と比べて、VOC-202012/1への感染に関連した死亡ハザード比は1.64。比較的リスクの低いグループでは、検出された症例1000人当たりの死亡数が2.5~4.1人に増加したことになる。死亡を減少させるためには、さらなる協調的かつ厳格な対策が正当化される可能性を指摘。
2021年3月、英国研究。
Challen R, Brooks-Pollock E, Read JM, Dyson L, Tsaneva-Atanasova K, Danon L. Risk of mortality in patients infected with SARS-CoV-2 variant of concern 202012/1: matched cohort study. BMJ. 2021 Mar 9;372:n579. doi: 10.1136/bmj.n579. PMID: 33687922.