英国型バリアント「VOC-202012/01」への再感染例の報告。英国で78歳男性が英国型バリアントへの再感染が報告された。最初は4月2日。しばらくウイルスは検出されなかったが、12月14日にウイルス確認。その後、重症例として入院。2型糖尿病に罹患し、透析も行うなど基礎疾患あり。スパイクタンパク質の次のようなアミノ酸置換を確認。N501Y、A570D、D614G、P681H、T761I、S982A、D1118H。施設内で全ゲノム解析ができるから判明したが、こうした対応が必ずできないと考えると、英国型バリアントによる再感染は過小評価されている可能性があると指摘する。
2021年1月、英国研究。
Harrington D, Kele B, Pereira S, Couto-Parada X, Riddell A, Forbes S, Dobbie H, Cutino-Moguel T. Confirmed Reinfection with SARS-CoV-2 Variant VOC-202012/01. Clin Infect Dis. 2021 Jan 9:ciab014. doi: 10.1093/cid/ciab014. Epub ahead of print. PMID: 33421056.